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第二次大戦開戦前夜のヨーロッパではナチス・ドイツの台頭により迫害を受けたユダヤ人難民が各地に大量に発生するなか、ユダヤ人の子どもたちを安全な国に疎開させる<キンダートランスポート>と呼ばれる活動が活発化していました。ニコラス・ウィントンは、公的支援を受けずにチェコスロヴァキアでその活動を行い、669人の子どもたちを救いました。しかし、彼はそのことを家族にさえ一切話していませんでした。それから50年、発見された一冊のスクラップブックが彼の偉業を明らかにし、ニコラスとすでに高齢となった子どもたちの奇跡の再会が実現します。
しかし、本当の感動の物語はそこから始まります。今や世界各地で暮らす救われた子どもたちは、数多くの子や孫、さらにニコラスの物語に感動した人々とともに、様々な慈善活動に携わっています。これは、世界で一番大きく、今も広がり続ける“恩送り”の記録です。差別や迫害、難民問題は決して過去のものでも、他人事でもありません。あなたもぜひ、ニコラス・ウィントンからの善意のバトンを受け取ってください。